現在、チェコ共和国オロモウツ市パラツキー大学哲学部アジア学科では、日本人の個人名について調査を進めております。 日本における子供の命名方法は、チェコではもちろんのことヨーロッパ全体から見ても極めて独特な方式です。私は、日本人の個人名には当人が生まれた時代の雰囲気がある程度反映されており、名前の意味の中には、戦争、年号や世紀の転換、皇族のご成婚やご出産などの出来事、さらには当時の有名人など、様々な時代背景の現れを認めることができると考えております。個人名には大抵、両親や近親の願いが込められているものですが、子供に願う性格や才能についても時代によって変容していると考えられます。したがって日本人の個人名は、言語学的な観点からだけでなく文化人類学的な観点から見ても興味深い研究対象になっているのです。 さて私は現在、個人名には命名時に人々に影響を与えていた時代背景やその他の個人的な事情など、姓からは窺い知ることができない要素も反映されているという前提に立ち、分析のために必要なデータを収集しております。つきましては今回のアンケート調査にご協力いただきますよう、何卒よろしくお願いいたします。すべての設問にお答えくださらなくても結構ですので、お答えいただける設問にのみご回答ください。ただ、お名前と生年(年代)は是非ともご記入ください。ご多忙の折、大変恐縮でございますが、ご協力の程よろしくお願いいたします。
パライオヴァー・パヴリーナ
ウフリージョヴァー・ルシエ